不登校を経験した青年の育ちを抑制するもの-不登校経験の意味づけと影響-
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概要
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本論文では,小・中学生の時期に不登校を経験した青年たちへのインタビューをもとに,不登校経験がその後の生活にどのような影響を及ぼしているのか,すなわち不登校経験と現状のありようとの関連やその意味づけを明らかにすることを試みた。インタビュー内容を分析した結果,不登校経験の影響は,自信のなさや消極的な選択をせざるを得なくなっているというかたちで表れていた。そして不登校が終了した後も,それまで抱えていた課題が解消されないまま,あるいはその課題が問題として顕在化しにくい環境の中で,その後の生活を送っている場合があることが明らかになった。これらのことから,不登校児童生徒への支援を考えるにあたって,不登校の時期にどのような支援が必要かという観点だけでなく,不登校が解消された後の生活においても,どのような経験がなされ,それは彼らにどのように意味づけられ,どのような影響を与えているのか,といった視点をもつことの必要性が示された。
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