緊急冠動脈造影にて3枝完全閉塞であった急性心筋梗塞の1例
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概要
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雑誌掲載版59歳女.持続する胸痛,ショック状態で救急車で搬送された.急性心筋梗塞が疑われ緊急冠動脈造影で,右冠動脈(segment 1),左冠動脈前下行枝(segment 6),回旋枝(segment 13)の3枝完全閉塞を認めた.culprit lesionは前下行枝と判断し,救命の為,同部に経皮的冠動脈形成術(PTCA)を施行した.緊急冠動脈バイパス術(CABG)を行い救命し得た.急性心筋梗塞の緊急冠動脈造影で多枝に完全閉塞を認めた場合,culprit lesionの同定はしばしば困難であり,又,緊急CABGの適応であっても,手術開始までの間にculprit lesionと思われる部位の再灌流を行うことは非常に有用である
- 1996-06-00
著者
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