コーヒー危機の原因とコーヒー収入の安定・向上策をめぐる神話と現実 : 国際コーヒー協定(ICA)とフェア・トレードを中心に
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
国際コーヒー価格は1989年以降,二度の大暴落・低迷期を経験した。いわゆる「コーヒー危機」である。この危機の要因としては,国際コーヒー協定(ICA)の経済条項の停止や,コーヒーの大幅な供給増が指摘されるが,問題はなぜ経済条項が停止し,またなぜ大幅な供給増が可能になったのかである。本稿は,これらの点も含めてコーヒー危機の要因を多角的に考察する。さらに,コーヒー収入の安定・向上のためには,国際コーヒー協定の経済条項を改訂した上で復活させるのが望ましいことを指摘し,そのための条件を示す。
著者
関連論文
- のと安全保障戦略としてのフェア・トレード--人間の安全保障論の意味と課題
- 1G2-B3 「次世代の科学力」を育てる「未来の科学者養成講座」の取り組み(2)(科学教育連携システム,一般研究発表,次世代の科学力を育てる-社会とのグラウンディングを求めて-)
- 視点(第35回)世界経済における農産物一次産品とフェア・トレード
- 後発工業化への斬新なアプローチ--木村誠志さんを悼む (故木村誠志准教授追悼号)
- 創刊初期の『労働調査時報』とその書誌学的変遷--機関誌『Int'lecowk-国際経済労働研究』の源流を訪ねて (特集 [Int'lecowk-国際経済労働研究]通巻1000号記念 運動の歴史と研究所の業績)
- 平成不況(1991-2002)再考--「時代としてのグローバリゼーション」の理解のために (特集:平成不況とは何だったのか)
- コーヒー危機の原因とコーヒー収入の安定・向上策をめぐる神話と現実 : 国際コーヒー協定(ICA)とフェア・トレードを中心に
- 未来の科学者養成講座におけるプログラム開発とその実施
- 1A-05 「未来の科学者養成講座」と「キャリア教育」 : 理数学習支援における人材育成(一般研究発表(口頭発表))
- 未来の科学者養成講座における受講生の養成とその課題
- 視点(21)グローバル内戦の背景と力学--地下経済、組織犯罪、革命的テロ 世界銀行編『戦乱下の開発政策』,ダグラス・ファラー『テロ・マネー--アルカイダの資金ネットワークを追って』,ジョン・グレイ『アル・カーイダと西欧--打ち砕かれた「西欧的近代化」の野望』
- 基調講演 ポスト産業資本主義社会における労働運動の困難 (特集/[経営民主ネットワーク]関西シンポジウム2007 新しい日本の経営と労働--どう変わり、どう変えるか)
- わが国における電機・精密機器業界の再編動向と今後の展望--薄型パネル事業を中心にして (特集:産業再編の動向と行方)
- インタビュー 最近の韓国の労使関係と政治経済情勢について--大阪産業大学 客員教授 社団法人 国際経済労働研究所 会長 板東慧 (特集:混迷する世界経済--日本と韓国)
- 視点(5)「帝国」としてのアメリカ
- グローバリゼーション論争の「第四局面」に向けて--グローバリゼーション研究の現状と方法をめぐる一考察
- 視点(9)「グローバル化」対「反グローバル化」の二分法を超えて
- 「平成不況」とはいかなる不況か--社会経済学的アプローチによる考察 (特集 平成不況と構造改革)
- 希望か、それとも絶望か? : 人口と食糧から見る二一世紀世界経済のなかのアフリカ (激動するアフリカ)
- 主体的に粘り強く未来を切り開く科学者養成プログラムの成果と課題(科学才能教育-児童生徒の多様なニーズに応じる科学教育の新展開-)
- 主体的に粘り強く未来を切り開く科学者養成プログラムの成果と課題
- 破綻国家/脆弱国家の状況から照射する世界秩序とガバナンス : 開発研究の視角から (世界で最も貧しくあるということ)
- 「次世代の科学力」を育てる「未来の科学者養成講座」の取り組み(2)