中等法関連教育の授業開発(I)ー校則の批判的吟味の場合ー
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概要
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本稿では、中等法関連教育の授業開発を目的とした研究の一環として、新学習指導要領でも重視された「法教育」の三つの指針「法的な思考方法学習」「法的参画学習」「法的な価値・原則学習」のうち、「法的な思考方法学習」「法的な価値・原則学習」に適合する授業開発をおこなった。開発した授業は、①生徒にとって身近な「校則」を教材とし、②学習過程として「目的ー手段」モデルを採用した。③一連の授業の中で生徒は「校則」を批判的に吟味することが可能になり、「公正」に判断する手段としての「法的な思考方法」を生徒は身につけ、また生徒は問題事例を通して「正義」とは何かについて考察することが可能になる。
- 2011-02-18
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