物質工学実験1(物質工学科一年生「化学実験」)における実験テーマ改善の取り組み
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概要
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長岡工業高等専門学校物質工学科では,1年生から5年生までの各学年において学生実験(物質工学実験)を行っている.特に1年生で実施される物質工学実験(化学)は,基礎的かつ重要な実験項目や技法を習得する実験と位置付けられる.一般に化学系実験で定量分析を行うときには,0.0001gまではかることのできる直示天秤を使用する.その使用法を身につけるための実験を一年生時に行っている.以前は,四塩化炭素の分子量を測定する実験を行っていたが,四塩化水素の毒性とともに,実験にかかる時間が2時間以上と長いことが問題であった.そこで,比較的安全性を有し,かつ1時間程度でできる実験が必要になった.一方,2年生の実験の際,こぼれた水酸化ナトリウムが解けた潮解の現象を見て驚く学生がいた.そこで,水酸化ナトリウムが潮解するときの質量変化を利用した直示天秤の実験を組み立てることに取り組んだ.
著者
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