リコーにおけるバランストスコアカード(Balanced Scorecard BSC)の活用について-BSCから戦略的目標管理制度(Strategic Management by Objectives:SMO)へ-
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概要
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BSC は Kaplan と Norton が 1992年に発表した概念であるが、その特徴は企業の戦略やビジョンを可視化し、それらを実行に移す為の戦略マネジメント・システムとして説明されることが多い。 しかしながら、 BSC は企業の実態に合わせて様々に活用されている。 特に、わが国で最も早い時期に BSC を導入したリコー社は、BSC の活用形態に工夫を加え、戦略的目標管理制度(SMO)を活用している。 そこで、本稿では、リコー社の業績評価システムがどのような変遷をたどって、BSC からさらに SMO を活用するにいたったのかを概観し、リコー社の業績評価システムに対して考察を加えることを目的としている。
- 明治大学経理研究所の論文
- 2005-09-30
著者
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