バランスト・スコアカードと知的資本経営及び内部統制との関係について-A社の事例-
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概要
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1.問題意識 1992年にKaplanとNortonによって、バランスト・スコアカード(Balanced Scorecard:BSC)が世に送り出されて以来、既に10年以上が経過し、わが国においても、BSCは、着実に定着しつつあるように見える。「図1 2003年社会生産性本部メディアセンター アンケート」からも見て取れるように、何らかの形でBSCを検討している企業は、41%に及ぶ。しかしながら、各企業のBSCの活用実態は様々であり、一概に語ることはできない。そこでは、各社の実情と現状認識に応じて、BSCに様々な工夫が加えられて活用されているからである(1)。こうした状況下で、電気機器製造業のA社は、財務体質強化を図る目的で知的資本に経営資源を集中する、内部統制システムを構築する、という2点を目指してBSCを導入した。
- 明治大学商学研究所の論文
- 2006-01-22
著者
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