与論島の漁具漁法
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概要
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与論島の漁業の現状について把握するために、与論町漁業協同組合の漁業者に対して、漁具漁法に関する聞き取り調査を行った。与論町漁業協同組合の組合員数は総数307名で、そのうち正組合員が79名、准組合員が228名であった。瀬物一本釣り、底延縄、曳縄、ソデイカ旗流し、タチウオ建縄などの釣漁業が主要な漁法であり、この他にトビウオロープ曳き、追いこみ漁、磯建網、素潜り漁などが行われていた。最近5ヵ年の総水揚量は約344~540トンの範囲で、水揚金額は2億3千万円~2億8千万円の範囲で変化していた。水揚数量、水揚金額の9割以上が一本釣り漁業で占められていた。一本釣り漁業で漁獲される数量の約6割が、水揚金額の約5割がソデイカ旗流し漁によって漁獲されるソデイカであった。水揚げされた漁獲物の約3割が与論島内で消費され、約5割が鹿児島に、約1割が沖縄に出荷されていた。An interview with several fishermen was hold, and a state of fishery on Yoron Island was investigated. There are 307 union members of fishermen in Yoron fishery cooperative association. There are mainly the pole and line, the bottom long line, the trolling line on Yoron Island. The catch of fish has changed between 344 and 540 ton for the last five years. Thirty percent of fish is consume on Yoron Island. Half of the fish landed in Yoron Island are shipped to Kagoshima.
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