日露戦争後、満州還付をめぐって
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概要
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日露戦争終了後、一九〇五年九月五日、小村寿太郎外相はポーツマス条約を締結したのち、一二月二二日に、清国の北京で、「満州還付に関する日清協定」を締結した。その間の一〇月、一一月に、日本が満州還付の代償に福建の割譲を要求したとの風説が流れたことから、日貨排斥手段を用いてこれに反対する運動がおこりかけた。この運動およびその背景を紹介するのが本報告の目的であり、「割閾換遼反対運動をめぐって」が表題の意である。
- 奈良大学史学会の論文