上咋麻呂状と奈良時代の官人社会
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概要
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日本古代の制度・社会を考える上で、官人制度は重要な意義をもち、多くの研究が積み重ねられている。特に位階の昇進などの「異動」の場面には、律令官人制のさまざまな特徴が集約的に現れる。奈良時代の任官に関しては、早川庄八氏・西本昌弘氏らの研究がある。一方、それぞれの官人にとっても人事異動は重要である。人事異動をめぐる彼らの活動には、彼らの生きた社会の様相が大きく反映されている。本稿は、早川・西本両氏の研究に依りつつ、正倉院文書中の二通の文書を近年の正倉院文書研究を援用して検討し、奈良時代官人社会の一断面を描き出そうとするものである。
- 奈良大学史学会の論文
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