生活科における「価値ある体験・活動」を考える -「おうちのひとのしごと」(小学校1年)の授業づくり-
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概要
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文部省が示す「生活科」も、教師の指導性を全面に出さない体験や活動の重視がさけばれた時期から、今では「楽しいだけではだめ」「教えるのは教師の仕事」「価値ある体験や活動を重視」と言われるように、「生活科」の授業づくりのあり方を根本的に変えざるをえなくなってきている。その背景には、文部省「生活科」そのものがかかえる問題点があったことは確かだが、ここで注目したいのは、「生活科」における「体験や活動」の取り扱いが大きく変化したことである。「価値ある体験や活動」とは何か、どうあるべきかを、「おうちのひとのしごと」の実践の中で提起しようと試みた。授業には改良すべき課題がいくつか残されているにしても、生活科の授業づくりにおいては、教師が自然や社会の認識につながるような意味のある体験や活動を意図的に組織することが「価値ある体験や活動」につながると指摘できる。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センターの論文
- 1995-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センター | 論文
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