幼児教育プロジェクト 研究報告その2 幼稚園教育要領・保育所保育指針の改訂と実践展開の試み -「自然体験」と「子ども相互の関わり」の創出を中心に-
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概要
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1998年12月の幼稚園教育要領改訂に続き、1999年10月には保育所保育指針が改訂された。本稿では、時代の変化の中で、乳幼児期の子どもたちの育ちに幼稚園とともに一層役割を期待されるようになってきた保育所の保育指針改訂について紹介しつつ、幼稚園・保育園に、社会的子育ての機関として、今後さらに求められる課題について検討した。1.のはじめに続いて、2.では保育所保育指針の改訂の概要紹介とそれへのコメントを述べた。3.では、保育活動において子どもたちの自然体験の成立を企図する「原体験ワークシート」導入の有効性を公立幼稚園において検討した実践研究を報告した。4.では、3歳児のA男が初めての集団生活の中で友だちとの関わりに気づき、人間関係を広げていく一年間の保育を、保育者のその時々の援助のあり方や役割を中心に検討しまとめた実践を報告した。5.では、前章までを受けて、保育内容編成や保育活動の中での保育者の役割について、保幼小接続の視点を重視しつつ、考察を加えた。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センターの論文
- 2000-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センター | 論文
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