ドイツの事物科 -その六つの基本型-
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概要
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本報告はヒラー教授(ドイツ・ロイトリンゲン教育大学)の事物科に関する本学での講演要旨である。すべての事物科は「子どもという媒体」と「事物という媒体」を問題としている。前者は選択的な視点に基づいた人為的な形成物であるが、授業コミュニケーションの成立に不可欠なものである。後者は伝統的な言い方をすれば子どもの陶冶・訓育を目的として現実を描き出し、メディアや諸々の授業演出材として具現化されるものである。この二つの人為は内容的にさまざまなかたちをとり多様な結びつけが可能となるが、ここではそれを六つにタイプ分けし、今日の事物科の特色を描き出すとともに、それぞれの特色、限界、および問題点を明らかにする。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センターの論文
- 1995-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センター | 論文
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