算数・数学教育における問題解決学習の研究(5) -コンピュータ活用による数学学習における「探究活動」について-
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概要
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平成10年末、新学習指導要領が告示された。この教育課程では、特に「創造性の基礎を培う」ことを謳っている。それだけに算数・数学の実践においては、今後一層問題解決が志向され、その過程において、子どもが主体的に、創意工夫しながら自らの課題に取り組んでいくことが重視されよう。そして、その創造性の基礎の育成の1つとして、子どもによる探究活動が大切となる。本稿は、中学校数学におけるコンピュータを活用した実践に注目し、生徒の「探究活動」に対する意識をアンケートを用いて調査するとともに、授業観察、及びビデオによる授業記録も行った。結果として、生徒はどのような単元で探究活動をしたと自覚しているのか、そして、その理由、また、どのような事がきっかけとなって探究活動が進むのかを明らかにした。その中で、教師の支援(発言・発問)が、生徒の探究活動を大きく誘発することが確認された。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センターの論文
- 1999-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センター | 論文
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