図像テキストの意義と可能性
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概要
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「図像テキスト」(ikonische Texte)を授業で使用することの意味とその使用方法についてG.G.ヒラーの論述に従いながら明らかにした。図像テキストは非文字的なテキストで、例えば漫画や劇画に代表されるように、今日の日常生活において至る所に見られるものである。教材として図像的なものは具体と抽象とを媒介するものとして捉えられたり、また日常生活で自然に学ばれるのであるから、それ自体学校で取り立てて学ぶべきものではないとも考えられがちである。しかし「図像」はただ、抽象(概念)を学び取る際の媒介材でもなければ、日常生活の中で「自然」にその構造が学び取られるというものでもない。学校で図像テキストは文字教材や数理教材と同様の考え方で取り扱われる必要がある。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センターの論文
- 1999-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センター | 論文
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