学校における「ボランティア教育」の実態と課題 -奈良県下の中・高・盲・ろう・養護学校悉皆調査を基に-
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概要
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学校における「ボランティア教育」の実態と課題を探るため、県下全域の中・高・盲・ろう・養護学校を対象にアンケート調査を行った。その結果、「ボランティア」の定義の解釈の個々人による微妙な違いが学校導入への賛否になっていることが分かった。また、実施場面や形態、分野に多様性を持たせることが課題であるといえる。さらには、生徒相互の「ディスカッション」や相互評価の導入など、生徒相互の「かかわりあい」を生む事前・事後指導の開発も必要である。盲・ろう・養護学校では、生徒の障害の重度化・重複化の状況を踏まえつつ「交流教育」や「生徒会」などで行っており、今後もさらなる研究開発の必要性があるといえる。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センターの論文
- 1999-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センター | 論文
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