幼稚園教育における教育課程の意義及び編成の方法についての一考察 -幼児における「表現」活動の今日的課題を解く-
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概要
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幼稚園は学校教育法に規定する学校であり、教育基本法や学校教育法に掲げる目的・目標に即しして教育が行われることは言うまでもない。しかし、幼稚園教育の対象となる幼児はまだ幼少なので、その心身発達に応じた教育を行うためには、義務教育とは違い、ある程度一定の養護や世話が必要となる。また、小学校から後の教育のように、教育内容を体系的に分類した教科を中心にしてその内容の習得、または修得を行わせることとは異なり、幼稚園教育では幼児の具体的な生活経験に基づいた総合的指導が重要である。そのためには、保育を実践する者が、教育課程に基づき、しっかりとした指導計画を立て、実践を行わなければならない。その教育課程の中での教育内容である5領域のうち≪表現≫について、筆者が、岐阜聖徳学園大学附属幼稚園における観察実習や実践を通じて、乳幼児における「表現」活動の今日的課題を解くことで、平成12年度より施行される教育要領、そのなかの教育課程の意義及び編成の方法についての考察を述べた。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センターの論文
- 1999-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践研究指導センター | 論文
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