国立大学における保育士養成の動向とそのニーズ
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概要
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現代的課題に対応し得る教育的力量の形成が教員養成大学・学部に強く求められている。現代的課題は種々想定されるが、欠かせぬものに子どもの心身の健康に関わる事柄がある。食事、栄養、睡眠、生活、親子関係等、教育活動の基盤となる養護的・福祉的側面である。教育活動において子どもを「丸ごと受けとめる」と言うのは、ひたすら受容に努める甘い児童中心主義ではなくて、子どもが生きる現実としての生活をリアルに見て取ったうえで碓かな教育の成果を生み出すという、教育者に対するきわめて高い要求である。本論ではこの課題への一つのアプローチとして保育士養成を取り上げる。国立大学における保育士養成の動向を概観し、近年の保育事情を反映した実践事例を検討し、保育士養成問題が教育の現代的課題に対応し得る教育者の力量形成問題と深く関わることを述べる。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センターの論文
- 2001-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センター | 論文
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