国語科教育におけるパネルディスカッションの可能性 -授業記録・学習日記による検証を通して-
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概要
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本研究は、いかにしてパネルディスカッションの仕方を児童に身につけさせるかというところにあるのではなく、国語科教育における各言語活動(話すこと・聞くこと、読むこと、書くこと)を統率する総合言語活動の一つとして「パネルディスカッション」を措定することができることを、授業記録と学習日記の両面から検証しようとしたものである。その結果、パネルディスカッションは、学習者である児童に対して、学習の連続性を保障するとともに、言語活動の各領域は、緊密に関係し合っていることを自覚化(意識化)させるうえで有効であることを明らかにすることができた。この自覚化は、学習者自身の自己評価力を高め、ひいては学習者自らの力で、学習内容や学習方法の改善を図ろうとする礎になるものと期待される。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センターの論文
- 2002-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センター | 論文
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