台湾の地方祭祀にみる民俗的健康観--小琉球における王爺の迎王祭典の事例から
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
論文Since the concept of health was spread all over the world in the meaning of antonym of sickness, the society of anthropology has given a main place to "sicknesses", not to "health". However, before the concept of health comes into a local society, there must have been synonyms for it. So in this study the author uses "pingan (平安) ("peace" in Taiwanese) as the keyword and takes the case of Wangye festival (迎王祭典). Wangye festival has a structure which is composed of greeting Wangye (王爺), brushing off wicked things and seeing Wangye off. By analyzing and explaining the participants' actions in the festival using the knowledge of folklore and anthropology. I interpret the meaning of pingan. After all, I reach the conclusion that pingan has some layers and each person add their own pingan over the base of pingan, which is health.
- 慶應義塾大学大学院社会学研究科の論文
著者
関連論文
- 海外 複雑化する現代宗教--メディア・ジェンダー・宗教紛争を軸に (2009年の宗教動向(2008年10月〜2009年9月))
- 日本統治下台湾における対日感情--漢族と原住民の比較から
- 台湾における民俗的健康観の医療人類学的研究 : ライフヒストリーと諸宗教の交渉を中心として
- 書評とリプライ 寺田喜朗著『旧植民地における日系新宗教の受容--台湾生長の家のモノグラフ』[含 書評へのリプライ]
- 海外 同時多発的な現象をどうとらえるか--「宗教と経済」と「宗教対立」を軸として (2010年の宗教動向(2009年10月〜2010年9月))
- 調査不能な対象への接近 : 中国の地下教会を事例として(メディア報道と現代宗教研究-RIRC宗教記事DBの可能性-,パネル,第六十九回学術大会紀要)
- 台湾キリスト教の歴史的展開 : プロテスタント教会を中心に(第2部 民俗宗教から観光研究まで,文化人類学の現代的課題II)
- 台湾のプロテスタント教会 : 主要教会の比較を通じて(第九部会,第六十六回学術大会紀要)
- 中華系キリスト教会の東アジア展開(多様化する現代日本の「移民と宗教」の理解に向けて,パネル,第七十回学術大会紀要)
- 病いの災因論から健康の福因論へ--スピリチュァリティからみる民俗的健康観
- 台湾のキリスト教における民俗的健康観 : 生活者の視点からの健康研究に向けて
- 海外の宗教動向 大変動の中の国際宗教 : 中東政変と東日本大震災を軸として (2011年の宗教動向(2010年10月~2011年9月))
- 台湾のキリスト教にみるスピリットとスピリチュアリティ--真耶甦教会信者の奇蹟体験の語りから (特集 アジアのスピリチュアリティ--精神的基層を求めて) -- (自己変容と社会変動)
- 癒しの民俗宗教としての台湾キリスト教--真耶甦教会を事例として
- 台湾の地方祭祀にみる民俗的健康観--小琉球における王爺の迎王祭典の事例から