台湾キリスト教の歴史的展開 : プロテスタント教会を中心に(第2部 民俗宗教から観光研究まで,<特集>文化人類学の現代的課題II)
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概要
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第2部 民俗宗教から観光研究まで投稿論文1. はじめに 台湾のキリスト教の略史と問題設定 (1) 日本における台湾のキリスト教研究とその問題点 (2) 台湾におけるキリスト教研究とその問題の所在 (3) 対象の選出と記述の方法 (4) 台湾における言語 (5) 台湾における宗教内のキリスト教の位置づけ2. 台湾基督長老教会(THE PRESBYTERIAN CHURCH IN TAIWAN) (1) 南部長老教会 (2) 北部長老教会 (3) その後の長老教会の歴史と政治的スタンス3. 台湾聖教会(荷里寧斯,ホーリネス,TAIWAN HOLINESS CHURCH)4. 真耶蘇教会(真イエス教会,True Jesus Church)5. 召会(教会集会所,小群,LITTLE FLOCK,地元にあって合一である立場に立つ教会)6. 分析8. おわりにA study of Christianity that is understood not only from doctrine or theory but also from a social context is needed today. Many studies are being conducted from this point of view as part of a project carried out by the Japanese Association for the Study of Religion and Society. However, most of these studies pertain to Japanese or Korean Christianity. From the East Asian study perspective, there is presently a need for studies on the Chinese people. Therefore, I take Christianity in Taiwan as an example. In 2005, there were some 903,451 Christians in Taiwan. Christianity is secondary to Daoism (about 7,600,000) and Buddhism (about 5,486,000). As of 2007, the population of Taiwan is 22,900,000; therefore, the percentage of Christianity is approximately 4%. The churches that have over 10,000 members are The Presbyterian Church in Taiwan (台灣基督長老教會222,381), Little Flock (召會99,374), True Jesus Church (真耶〓教会70,618), Bread of Life Christian Church in Taipei (台北靈糧堂33,132), Chinese Baptist Convention (中華基督教浸信會聯會26,205), Taiwan Lutheran Church (台灣信義會13,732), and Taiwan Holiness Church (台灣聖教會11,582). So I analyze Christianity in Taiwan, using the Presbyterian Church in Taiwan, Taiwan Holiness Church, True Jesus Church, and Little Flock as examples. I present Christianity for a conclusion that is being constructed in a relation between Taiwanese folk religion and Christianity under the trend of globalization. Moreover, I present a new perspective on the study of religion in Taiwan.
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