ISOTACHOPHORESIS FOR THE ANALYSIS OF URINARY TRACT STONE: A PRELIMIRARY REPORT
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概要
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イソタコフォレーシスを尿路結石の分析に応用することを試みた。本法は液相で行なう電気泳動法で,イオンは泳動槽である細管内で移動度の順に並び,等濃度かつ等速で移動する。これを今回用いた材器(島津IP-IB) の場合は電位差で検出する。つまり電位の高さによってイオンを同定し,検出器を通過する所要時間でイオン量を定量する。本法は微量定量法で、あり,短時間に,簡単な手技で多種類の陽イオンまたは陰イオンを同時に分離定量できるが,尿路結石分析のための条件を全面的に満足するものではなかった。移動度の遅い尿酸,シスチン,キサンチンの分離定量には別の溶液を用いる必要があった。しかしながら,液相で行なう短時間,同時定量法であるという特徴を生かせば,今後の尿路結石の研究に有力な武器になる可能性がある。Newly devised isotachophoretic apparatus was used for the analysis of urinary tract stones and was found to be useful for rapid and simple quantitative analysis.
- 泌尿器科紀要刊行会の論文
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