マウス体細胞、配偶子、野生型および雄性発生胚由来ES細胞におけるH19遺伝子5'上流のメチル化の状態
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概要
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哺乳動物において、その発生の途上において重要ないくつかの遺伝子は、ゲノム刷り込みの影響を受ける。本研究では、父親由来のゲノム刷り込みの個体発生に対する影響を検討する第一段階として、マウス雌雄体細胞、精子、卵子、野生型および雄性発生胚由来ES 細胞におけるH19 遺伝子の5 ’上流に存在するDMR におけるCpG のメチル化の状態を解析した。その結果、雄性発生胚由来ES 細胞におけるDMR の5 ’上流部分のCpG は、精子と同様に高度にメチル化されていた。しかしながら、DMR の3 ’ 下流部分のCpGは、雄性発生胚由来ES 細胞において、既にそのメチル化パターンは、雄性配偶子である精子とは異なることが観察された。
- 近畿大学先端技術総合研究所,キンキ ダイガク センタンギジュツ ソウゴウ ケンキュウショ,Kinki daigaku sentangijutsu sogo kenkyushoの論文
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