青年期のこころの発達 第3報 -情緒・知的障害の観点から-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現場での要求から、障害のある青年、特に情緒障害や知的障害のある青年の心理的問題を解明するために、本研究が企てられた。情緒的問題、知的障害を伴なった青年の発達を、健常青年のこころの発達に対する、ある種のバリエーションとして、位置づけようと考えている。第2報に引き続き、この第3報では、Blosの青年期の発達分類における「青年期前期」、およそ中学生に当たる時期について、健常の場合を述べた。その際、理論のみに偏らないように事例をできるだけ多くとりあげた。 第2報と同様、論述を具体的にするために、事例をたくさん引き合いに出す。しかし、差し障りのない事例以外は、特定の事例をさしているわけではなく、これまでの私の事例経験などから創作している。いくつかの事例を繋ぎ合わせ、変更も加えたりした。青年期の課題を典型的に表現するように、また本来の問題点を歪曲しないように工夫した。This study is attempted from the needs in the school of mental handicapped children. Many teaches and parents want to know about the mentality of their adolescents with mental handicap. Their Mentality should be placed as the variation of the mentality of normal adolescents. According Blos'es classification this third report is the development of early adolescence illustrated. To avoid the abstract theory several cases are adopted.
- 大阪教育大学教育学部障害教育講座の論文
- 2001-12-25
大阪教育大学教育学部障害教育講座 | 論文
- 高等学校における養護学校の分校・分教室設備による位置的統合に関する研究 : 全国47都道府県教育委員会への質問紙調査を通して
- 知的障害養護学校における資格検定取得への取り組みについて
- 知的障害養護学校における「総合的な学習」の取り組みについて
- 意識調査からみた障害者就労の現状
- 知的障害養護学校中等部における「総合的な学習の時間」の授業分析II : 総合的質的授業分析から新たな授業計画へ