脾動脈瘤の2治験例
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概要
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We reported two cases of splenic artery aneurysm, each arising from a different cause. The first case involved a 44-year-old man suffering from chronic alcoholic pancreatitis who had had a pancreatic cyst for the past two years.The symptoms were abdominal pain with the enlarged abdominal mass.A splenic artery aneurysm,30×40mm in size,had ruptured into a pancreatic pseudocyst that was found by means of abdominal ultrasonography, CT scan and celiac angiography. The transcatheter arterial embolization was (TAE) performed with microcoils and platinum coils inserted into the splenic artery proximal and distal to the aneurysm and the bleeding was successfully stopped.The second case was a 49-year-old woman referred to the hospital with back pain.The diagnosis of an aneurysm at the distal site of the splnic artery was made by means of a series of examinations, abdominal X-ray, ultrasonography, CT scan and angiography. It was a succular aneurysm,25 mm in size,and TAE would have been difficult as judged from the angiographic findings. Resection of the aneurysm with splenectomy was carried out. The aneurysm might have been caused by arteriosclerosis clinically and histologically. In both cases,abdominal angiography was useful when deciding upon the proper course of diagnosis and treatment.
- 信州医学会の論文
著者
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市川 英幸
厚生連篠ノ井総合病院外科
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市川 英幸
篠ノ井総合病院外科
-
渡辺 智文
信州大学医学部放射線医学教室
-
市川 英幸
Ja長野厚生連篠ノ井総合病院 外科
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市川 英幸
篠ノ井総合病院(厚生連) 外科
-
西井 裕
信州大学医学部老年科
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市川 英幸
篠ノ井総合病院 外科
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