ワークショップによる地域福祉計画の策定について : 大分県耶馬渓町の事例
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概要
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2000(平成12)年に改正・改称された社会福祉法が、地方自治体に地域福祉計画、地域福祉支援計画の策定を求める規定を織り込んだのを受け、各地で地域福祉計画の策定が相次いでいる。委員会などを設置しつつ、行政主導で策定される場合が多いなか、耶馬渓町では住民の自発的参加者によるワーキンググループを設置し、このグループがワークショップ形式を駆使して計画を策定した。従来の策定方式にはほとんど見られない方法であったが、地域福祉行政への住民参画の一方法として検討する価値がある。本稿ではワークショップがどのように展開したかを分析し、批判・反省も含めて、福祉行政への住民参画のあり方を探る。