高齢者を対象とした脳卒中予防教室における栄養指導活動の効果
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概要
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高齢者を対象とした脳卒中予防教室参加者の栄養素等摂取状況および24時間蓄尿検査の結果を栄養指導前後で比較し、改善効果を検討した。教室では、月1~2回のペースで個別指導を中心とした栄養指導を実施した。高血圧を有する参加者の教室前および1年後の栄養素等摂取状況を比較した結果、有意な変化はみられなかった。尿中Na排泄量から換算した1日の食塩摂取量は69%の参加者で減少していたが、有意な変化ではなかった。教室参加者および非参加者の食意識について調べた結果、食事バランスに関する項目に対する参加者の得点が、非参加者と比較して有意に高かった。脳卒中予防教室における栄養指導活動では、参加者の1日の食塩摂取量は減少していないものの、食生活を改善する可能性が示唆された。
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