【研究報告】壮年期女性の健康意識と更年期症状、ライフスタイルとの関連について
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概要
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この研究の目的は、壮年期女性の健康意識と更年期症状、ライフスタイルの関連を検討し、健康支援のありかたを考察することである。 2001年5~6月に、40~60歳の壮年期女性1,000名(無作為層化抽出法)に自記式質問調査票をもちいた郵送法による調査を行ったところ、572名から回収し、519名を分析対象とした。壮年期女性の健康意識から、健康群と不健康群の2群に分類し、更年期症状やライフスタイルの比較をおこなった。その結果、不健康群は、健康群に比べ、更年期症状の出現率が有意に高く、ライフスタイル得点も低かった。また、ライフスタイルでは、睡眠時間とストレスについては有意差がみられ、壮年期女性の生活特性を考慮した対処法が必要である。また、両群ともに、更年期症状の種類と程度にみあった対処法を行っていない者が存在した。壮年期女性の健康支援として、壮年期女性自らが「女性の課題」を系統的に理解し対処法を決定していくために、総合的に相談できる健康支援体制をつくる必要性がある。
- 日本赤十字広島看護大学の論文
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