≪特別研究≫中小企業集積地域における企業間ネットワークと産業支援諸制度
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
経済環境の変化に対応するための国の産業政策・中小企業政策の見直しを受けて、1990年代半ば以降、本研究に関係するところでは、産業集積地域の再活性化、新事業創出に向けた政策の再構築、新展開が進められつつある。なかでも、産業支援全般の見直しでは、後者が重要であった。産業支援は多岐にわたる。しかし、この時期の特徴は、新事業創出に向けたかたちで産業支援政策の再構築が進められていることである。すなわち、1998年に制定された「新事業創出促進法」に基づいて1999年からスタートした、起業家育成や産学官連携など新事業の創出を柱とする「新事業創出支援体制(地域プラットフォーム)」がそれである。この中で都道府県レベルにおける、従来の「キャッチ・アップ型」の産業支援諸制度が統合・継続されるとともに、新たな産業支援体制の合理化と再構築が図られようとしている。
- 明治大学人文科学研究所の論文
- 2005-03-31
著者
関連論文
- 産業支援システムの形成と企業間ネットワークの展開 : 山形県米沢市における産業支援システムを中心に
- 討論の概要と座長の所見([大会シンポジウム]地域政策の分岐点-21世紀の地域政策のあり方をめぐって-,経済地理学会第56回(2009年度)大会,地域政策の分岐点-21世紀の地域政策のあり方をめぐって-)
- 学習する地域としての山梨県(2)-山梨県機械金属工業同友会・山梨県機械電子工業会の活動から-
- 趣旨説明([ラウンドテーブル 1]地域産業政策の将来展望と経済地理学の課題,経済地理学会第55回(2008年度)大会)
- 巡検第2班 浜松地域の製造業の発展・進化と新しいまちの姿
- フロンティアセッション2 (特集 少子高齢化時代の地域再編と課題) -- (大会記事 経済地理学会第53回(2006年度)大会)
- 討論の概要とオーガナイザー所見([ラウンドテーブル 1]地域産業政策の将来展望と経済地理学の課題,経済地理学会第55回(2008年度)大会)
- 和田明子・浅野俊雄・内海達哉・大野新・笹川耕太郎・福田行高編, 2006, 『地域を調べ地域に学ぶ-持続可能な地域社会をめざして』, 古今書院, 341頁, 3,800円(税別)
- 座長の所見(フロンティアセッション 2,経済地理学会第53回(2006年度)大会)
- 学習する地域としての山梨県(1)-山梨県機械金属工業同友会の活動から-