「便所くんプロジェクト」という市民活動― 不登校経験者の高校生を中心とする「他者」「モノ」「街」との出会い ―
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概要
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便所くんプロジェクトは,刈谷東高校の演劇部が発起人となって始まった市民活動である。同校には,不登校経験者の生徒が多く在籍し,卒業後の社会参加にも困難を抱えている。プロジェクトは不登校経験者への一方的な理解や支援ではなく,自らの「生きづらさ」に気づいた人々が,地域の中で対等な立場で出会うことを目指す。活動は,ワークショップとオブジェ製作,演劇の上演という要素が緩やかに結びつきながら展開される。本稿はプロジェクトの1年目の成果から,市民活動の対等性や相互性の実現について検証する。
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