個人別態度構造分析で比べる教師の学校イメージ
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概要
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半構造化されたインタービューの手順をもつ個人別態度構造分析(PAC分析)を用いて、小学校教員の描く学校イメージを検討した。合わせて、教員以外の職種として子ども達と関わる学校職員である、介助員、特別支援教育支援員にも同様の分析を試みた。教員では、小学校は子ども達との近さやそれに連なる保護者との近さを要素としてイメージされることが示された。とくに、中学校からの異動者は子どもの活動性の高さを受け止めていた。学校職員では、自分を含めたイメージが立ち上がることがなく、その点で教員との違いがみとめられた。教員と学校職員との関係づくりには、このような差異を双方が認識し合うことで、よい効果を生むであろうことが期待される。さらには、学校教育と連携する各種機関との関係づくりにも、同様の分析結果からの資料が効果的に用いられることが期待される。
- 奈良教育大学教育実践総合センターの論文
- 2009-03-31
奈良教育大学教育実践総合センター | 論文
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