木材の基礎的材質に関する研究(第1報) Campnosperma sp.材、Calophyllum sp.材、Endospermum sp.材およびOctomeles sp.材について
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概要
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In this paper, the fundamental properties of four tropical woods, Campnosperma sp., Calophyllum sp., Endospermum sp. and Octomeles sp. are investigated. Specimens are obtained from pith to sapwood continuously as shown in Fig.1. The following are examined. 1) Anatomical structure by mean of optical microscope, crystallinity index and micellar angle by mean of X ray 2) Physical properties, i.e., the distributon of the specific gravity in air dry and shrinkage at radial transversal direction, and moisture movement 3) Mechanical properties, i.e., bending, compression, shearing and impact bending test, cleavage resistance and hardness. The experimental results are summarized in Photos. 1-4, Figs. 2-15 and Tables 1-4. From the relation between the these experimental results and sampling position of specimens and also specific gravity in air dry, it will be able to estimated at the fundamental properties of untested woods in these genus when the specific gravity in air dry and the sampling position of specimens are determined.熱帯産4属の木材について基礎的材質を検討した。供試材はCampnosperma sp., Calophyllum sp., Endospermum sp.およびOctomeles sp.に属する原木で,各1本から,原木の横断面において,樹心から樹皮まで,原則として連続的に試料を採取した。調査した基礎的材質は次の通りである。1)光学顕微鏡による組織構造とX線による相対結晶化度およびミセル傾角2)物理的性質として収縮率と水分移動性3)機械的性質として曲げ,圧縮,剪断,割裂,硬さ,衝撃曲げ得られた試験結果と試験体の採取された部位,あるいは比重との対応を検討した結果,同属の木材について,比重と部位を定めれば基礎的材質を推定しうるものと考える。
- 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林,The Tokyo University Forests,東京大学農学部林産学科,東京大学,訓練大学校木材加工科,Department of Forest Products Fawlty of Agriculture University of Tokyo.,University of Tokyo Department of Wood Technology Institute of Vocational Trainingの論文
著者
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