小・中・高等学校の系統性に配慮した被服製作題材の検討
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概要
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本研究では、家庭科の被服製作学習における教育現場の実態をふまえて、小・中・高等学校の系統性に配慮した被服製作題材について検討した。まず現行の授業実践より、被服製作学習における課題と問題点を明らかにした上で、学校における被服製作学習時間と製作題材を確認した。被服製作において必要な技能技術等を現行の小・中・高等学校の教科書を参考に抽出し、技能技術等と学校種別の製作題材について整理したところ、小・中・高等学校において扱う技能技術等の重複が認められた。そこで、縫製技能技術等と指導に適正な学校種について考察を行い、小学校では基礎的な技能技術を、中学校ではその定着を、高等学校で製作手順図を用いた製作力の育成が望まれるという結論を得た。最終的に、被服製作に必要な技能技術等と学校種を考慮した小学校から高等学校までの製作題材を提示した。今後は、この配列にもとづいた授業実践が課題である。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センターの論文
- 2008-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センター | 論文
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