世界遺産教育実践の事始め ―ユネスコ『教師用世界遺産教育教材』を素材として―
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概要
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世界では現在830件もの世界遺産が登録されている。世界遺産に関する教育は新しい教育課題であり、教師用世界遺産教育教材であるWorld Heritage in Young Hands がユネスコにより制作され、ユネスコ加盟諸国で世界遺産 を教育に導入することが試みられている。この取り組みは「世界遺産教育」という新たな教育分野として体系化されようとしている。しかし、日本では「世界遺産教育」という概念はもとより、世界遺産に関する教育実践として体系化されたものが少なく、世界遺産教育の定義づけすら困難な状況である。そこで、本稿では、World Heritage in Young Hands を参考とした世界遺産に関する教育実践を紹介し、その実践を通して、世界遺産教育の概念の定義を試みる。さらに、ESD(持続可能な開発のための教育)との関連に着目しながら、世界遺産教育のあり方を提案したい。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センターの論文
- 2007-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センター | 論文
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