保幼小連携の課題に関する考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
保幼小連携の取組として、①情報交換(懇談会、相互訪問、参観など) ②実践交流(合同行事、合同授業の実施など) ③実践検討(内容、方法、子ども理解など) ④子どもが獲得すべき能力の明確化とカリキュラム編成 ⑤実践分析に基づいた連携カリキュラム編成とその改訂 などが考えられる。従来の連携活動は①の情報交換や相互訪問が多かったが、最近では②保幼小合同行事や合同授業が盛んに試みられるようになった。さらには、先進的なところでは連携カリキュラムの作成が始まっている。筆者も奈良市幼小連絡協議会のもとでの幼小合同授業の実施とその検討、福山市との共同事業として保育カリキュラムを編成作業中である。本論では、平成元年幼稚園教育要領から平成12年幼稚園教育要領への移行を経て形成されたわが国の幼児教育の特色を整理するとともに、それらの課題を踏まえた、保幼小連携を視野にいれた保育カリキュラムについて考察したい。
- 奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センターの論文
- 2007-03-31
奈良教育大学教育学部附属教育実践総合センター | 論文
- 校内里山づくりを核とした学校臨床改善プログラムの構築(2)里山が育むホリスティックな教育力を「道の駅」づくりから考える
- 校内里山づくりを核とした学校臨床改善プログラムの構築--里山が育むホリスティックな教育力を考える
- 子ども同士のもめごと・対立問題への介入方略に関する学校教育臨床事例研究
- 学校現場におけるペアレント・トレーニング教師版の試み ―特別なニーズのある子どもへの対応として―
- 人間関係形成能力を高める対立解消プログラムの学級への導入とその展開