PISA型読解力の向上をめざした実践研究--書評を書く活動(国語科)を通して
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概要
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本稿では、連続型テキストとして物語をとりあげ、1冊の本による書評の指導(5年)、複数の本による書評の指導(4年)を通してPISA型読解力の向上をめざす研究を行った。1冊の本による書評を書く指導では、書評のフォーマットを段階的に与えていくことにより、書評の質を高め、記述の幅を広げることにつながった。複数の本による書評を書く指導では、2つの物語を比べ読みすることにより、作品の内容を観点を持って客観的に捉えることができるようになった。書評を書くことは、情報を取り出し、熟考・評価という一連の活動を促し、PISA型読解力の向上につながる言語活動の一つであることを明らかにした。
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