看護学生の自己効力感を高めるための授業の在り方に関する検討 : 成人看護学概論に学外演習を試みて
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概要
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本研究は成人看護学概論における学習プログラムの一環として実施した学外演習が看護学生の自己効力感を高めることにつながったのか,また学外演習は健康と日常生活との関係について理解を深めるのに効果的であったかどうかを調査し,検討を加えたものである。学外演習の方法は骨密度測定をとおして地域住民と直に触れ合う体験であり,学生にとって遂行可能な内容であった。遂行が容易である体験は看護学生に達成感を与え,その達成感の経験は学生の生理的・情動的な側面に影響を与えた。学外演習での楽しかったという活動経験は又,同じような経験をしたいと考えることにつながり,学習への動機づけにつながった。さらに地減住民との交流から健康と日常生活との関係についての理解が深まったことから学外演習は自己効力感を高める効果的な学習プログラムである。
- 呉大学看護学部の論文
- 2005-03-31
著者
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