北海道における脊髄髄膜瘤患者数の推移(1995〜2004)
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概要
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2000年に厚生省より神経管閉鎖障害の発症リスク軽減を目的とした葉酸摂取推奨の情報提供書が出されてから、5年が経過した。その効果を評価するために、情報提供書が出された前後5年(計10年)での北海道における脊髄髄膜瘤患者数の推移を調査した。10年間の患者数の総数は85名で、性別の内訳は男児40名、女児45名であった。年度ごとの患者数の推移をみると前半5年間での患者数は34名、後半5年間での患者数は51名であり、減少傾向は認められなかった。葉酸摂取についての情報提供が十分行われていないことが原因である可能性があり、患者数を減らすためには周知徹底を図る必要がある。
- 小児愛育協会の論文
著者
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竹田津 原野
旭川医科大学病院周産母子センター新生児科
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竹田津 原野
旭川医科大学 小児科
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中村 英記
旭川医科大学病院周産母子センター
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中村 英記
旭川医科大学 小児科
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中村 英記
旭川医科大学医学部 小児科
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長屋 建
旭川医科大学病院周産母子センター
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長屋 建
旭川医科大学 小児科
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