ストレッチング時の伸展強度の違いが柔軟性に及ぼす影響-2 : (80%伸展強度と主観的伸展強度の比較)
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概要
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本研究は、柔軟性の向上に効果的なストレッチングの伸展強度の客観化への試みとして、主観的な伸展強度と最大努力に対する相対的な伸展強度の2つの伸展強度でストレッチングを実施した時の柔軟性の変化に着目し、比較検討することを目的とした。「痛みを感じない、最大伸展位」という主観的な伸展強度と「最大努力に対して80%の伸展位」という伸展強度を設定し、長座位で体前屈するスタティック・ストレッチングを、30秒間、3セットそれぞれの伸展強度で実施した。その前後で柔軟性を測定したところ、実施する前と比較して両方ともに柔軟性が有意に向上した。ただし、その伸び率については両方に差は見られなかった。また両方には有意な相関関係が見られ、主観的伸展強度と80%伸展強度はほぼ同様の伸展強度であることがわかった。その結果、80%伸展強度が柔軟性の向上に有効な伸展強度の指標と成り得る可能性があることが示唆された。
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