立位姿勢における重心動揺解析の一考察
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概要
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本研究は,立位姿勢保持機能の評価として重心動揺計を用い,健康成人14名の開眼時・閉眼時における変化を軌跡面積,総移動距離,平均速度,平均加速度及び周波数解析により検討した.軌跡面積,総移動距離では閉眼時に有意に増加を示し,平均速度の方向は閉眼では左方向と後方向,平均加速度では,左方向で増加を示した.周波数解析では開眼,閉眼とも0.3Hz以下の低周波数帯に多く,最大値は両者とも0.2Hz以下であった.その結果,閉眼時における重心移動の変化を軌跡面積で表し,平衡機能の反応の変化,偏位の傾向を他のパラメーターで検索したが,その特徴を見いだすまでには至らなかった.
- 1990-03-31
著者
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