間瀬・弥彦地殻変動観測所とその周辺における観測(1952〜1983年)--観測デ-タ種目と永年傾斜変化
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概要
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間瀬地殻変動観測所における観測は1952年10月より開始され1971年3月まで行なわれた.弥彦地殻変動観測所においては1967年5月より観測が開始され現在も続けられている.これらの期間にわたって,両観測所とも多くの観測データが蓄積されている.それらの全容をなるべく詳細に明らかにするとともに,必要ならばこれらのデータを将来多くの研究者に提供できるように,この際データの調査と整理を行なった.これらのデータのうち,特に水管傾斜計による永年傾斜変動について,その詳細を報告する.間瀬観測所における定常観測は水管傾斜計(長さ,10m,2成分),水晶管伸縮計(長さ11m,3成分)および石本式水平振子傾斜計によって行なわれた.一方,弥彦観測所における定常観測は水管傾斜計(長さ,30m,2成分),水晶管伸縮計(長さ,30m,3成分)およびフロート型水管傾斜計(1979年までは石本式水平振子傾斜計)により行なわれている.このほかに,両観測所およびその周辺においては,上記以外に多岐にわたる観測が行なわれている.永年傾斜変動については水準測量データとの比較を行なった.
- 東京大学地震研究所,Earthquake Research Institute, University of Tokyo,地震研究所の論文
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