<資料>作業療法士と教員とのチームアプローチに関する研究 : 給食指導場面における評価表の作成と活用
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概要
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特別支援教育では、特に肢体不自由教育は、学校と福祉や医療機関との連携協力が大切である。本研究では、作業療法士と教員とのチームアプローチを行う中で子どもの見方や捉え方を検討した。さらに、個別の指導計画に基づいて設定した目標・中心課題を見据えて授業の手だてやゴール設定をする際の考え方をどのように共有していくかも検討を行った。その結果、特に給食指導の場面において作業療法士と教員との間で児童の現状や課題・評価項目の共有化がなされ、評価表を一緒に作成することができた。活用することで、共通理解が深まり、児童の変容をお互い共通して見取ることができた。チームアプローチがより有効な機能を果たすためには、「共通理解・共通言語」が重要であること、さらに、指導の進め方においてはスモールステップを踏みながらたえず現状を確認し、見直し、先の見通しをもって進めていくことが大切であることが改めて確認された。
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筑波大学心身障害学系 | 論文
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