周恩来と中国現代化政策
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概要
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植竹晃久教授退任記念号中国の改革開放政策が,鄧小平の指導のもとで本格的に始められてから4半世紀が過ぎた。中国は,社会主義計画経済体制から市場経済体制への改革を進め,高い経済成長を続けている。中国独自の社会主義市場経済を建設する理念として,中国共産党第十六回大会は,マルクス・レーニン主義,毛沢東思想,鄧小平理論に加えて,江沢民が提起した「三つの代表」論を掲げた。このような情勢下で,中国経済現代化における周恩来の役割は,後方に押しやられているように見える。本稿では,周恩来が現代化をどのように捉えていたかを,周恩来自身の発言を通じて考察することにより,「四つの現代化」の提唱者である周恩来の中国社会主義現代化建設に対する貢献を再評価する。
著者
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