サプライチェーンにおける情報セキュリティの研究
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概要
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企業間連携の代表的な事業モデルであるサプライチェーンは,各企業の得意分野の分業化による効率性を目指す.サプライチェーンの効率性を決める重要な要素の一つが 「情報」 である.複数の企業をまたがった情報の流通,交換,加工,蓄積の可視化や効率化がサプライチェーンの価値に影響を与える.昨今は,グローバル化や従来以上の分業化,構造の複雑化のために,チェーン上の情報の可視化が難しくなっている.一方で,情報セキュリティ管理の脆弱な企業が原因となって,チェーンの一部の問題が全体の機能停止につながるリスクが増大している.しかし,日本企業はリスク変化に対応した効果的な施策をとれていないことが,アンケート調査や開示情報を分析することで分かった.情報セキュリティだけでなく,化学物質や人権などの視点で行ったサプライチェーンのリスク管理に関する取組の調査結果を踏まえ,ガバナンスや特性に合わせた対応策の提言を行った.クラウドや国際標準を活用することで,リスクの変化を考慮した対応を行うことができる.
- 2014-09-11
著者
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