第二調波を用いたHTS-SQUID MPI法の検討(薄膜,デバイス技術及びその応用,一般)

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概要

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我々はHTS-SQUDを用いたMPI技術の研究を行っている。本研究では磁気ナノ粒子の磁化応答における第二調波信号を検出する方法を検討した。従来のMPI技術では主に磁化応答の第三調波を検出する方法が検討されており、この方法では第三調波を検出するために磁気ナノ粒子に大きな交流磁場を印加しなければならない。しかし、我々が検討している第二調波を検出する方法では磁気ナノ粒子にその飽和磁化程度の直流バイアス磁場を印加することで、従来法よりも小さい交流磁場で磁気ナノ粒子の磁化応答を検出することができる。本論文では検出器としてHTS-SQUIDを用いて検討を行った。その結果、従来の第三調波を検出する方法に比べて、約7倍大きな信号強度(SNR:4300)を得ることができた。また、本方法を用いて磁気ナノ粒子(10μg)の一次元イメージングを行い、磁気ナノ粒子の位置を示すことができた。このことから、HTS-SQUIDを用いた第二調波検出によるMPIが有効であるとわかった。
2014-01-16

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