Concolic Testingを用いた結合テスト向けテストデータ生成手法の提案
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概要
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本研究は,関係データベース(DB)を用いる業務システムの結合テストを対象として,DBアクセスを伴う各テストケースに対し,適切なテストデータ(画面入力値及びDB初期状態)を自動生成する問題を扱う.既存技術では,複数回の参照系アクセス,更新系アクセスを扱っていないため,テストデータ生成の適用範囲が狭く,設計モデルとして単一画面遷移しか扱っていないため,複数画面遷移を伴うテストを扱うことができないといった問題があった.本研究では複数回の参照系アクセス,更新系アクセスを扱えて,かつ複数画面遷移も記述することが可能である設計モデルを規定し,その設計モデルからシミュレーション用ソースコードを生成し,生成したソースコードに対してConcolic実行を行うことで,テストデータの生成を行う手法を提案する.本論文では,簡単な例題を用いたケーススタディにより,提案手法の実現性についても考察した.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-10-17
著者
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星野 隆
NTTソフトウェアイノベーションセンタ
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丹野 治門
NTTソフトウェアイノベーションセンタ
-
高橋 健司
NTT Innovation Institute Inc.,
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Koushik Sen
University of California, Berkeley
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