英国国立保健医療研究所(NICE)における社会的価値判断-NICEガイダンス作成のための諸原則 (第二版)-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本報告書は,ガイダンス(推奨)作成に用いるプロセスを設計する際,およびガイダンスの各項目を作成する際にNICEが従うべき諸原則についてまとめたものである.これは主として,介入の効果と費用対効果に関する決定を行う際,とくにそれらの決定がNHSの資源配分に影響を与える場合に,NICEおよびNICEの諮問機関(advisory body)が適用すべき判断に関するものである.本報告書はNICE理事会によって作成された.これは2005年に作成された「社会的価値判断(Social value judgements)」第一版に基づいている.すべてのNICEガイダンスおよびガイダンスの作成にNICEが用いるプロセスは,本研究所の法的義務,および本報告書で記述された社会的価値の諸原則と一致していなければならない.NICEガイダンスのいずれかの部分がこれらの諸原則に従っていない場合,NICEと諮問機関はそれらを特定し,その理由を説明しなければならない.
- 国立保健医療科学院の論文
著者
-
齋藤 信也
岡山大学大学院保健学研究科
-
下妻 晃二郎[翻訳]
立命館大学生命科学部
-
白岩 健
国立保健医療科学院研究情報支援研究センター
-
児玉 聡
京都大学大学院文学研究科
-
安倍 里美
京都大学大学院文学研究科
関連論文
- 6. The Ethics of the Allocation of Health Care Resources and QALY
- 4. 術後感染症と漢方(外科医のためのKampo EBM UP TO DATE)
- 医療経済評価研究における分析手法に関するガイドライン
- 英国国立保健医療研究所(NICE)における社会的価値判断-NICEガイダンス作成のための諸原則 (第二版)-
- 「医療経済評価研究における分析手法に関するガイドライン」の解説
- CHEERS声明-医療経済評価における報告様式のガイダンス-