小学校教員養成における理科模擬授業の授業改善(IV) : 地域連携を視野に入れて2
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
小学校理科を教えることに自信のある教員の養成システムを構築することは,新生の私学で小学校教員養成(理科)を担う教員の,重要な実践的課題であり,研究すべきテーマである.受講学生が自信を持てる状況にするにはどうすれば良いのかは,重要であり,自信とは何かを議論するのも,研究ではありかと考えた.4 年間の学生生活で,理念を語って終わるほど,現状は甘くない.教育には常につけが回ってくるので,そのつけを考える余裕もなく,取り急ぎ学生が興味・意欲・関心をもって理科教育法を(理科教員を養成する代表的な科目として)科目として取り上げるが,他に,環境や,理科,総合演習,基礎演習,生活科,家庭科などにも関連はある.さらに,栄養,児童心理など幅広く小学校では取り組まれている.さらに,物理学,化学,生物学,地学など上級学校で教えられる科目や,科学論,科学コミュニケーション,さらに,公害,遺伝子作物,原子力発電を含めたエネルギー問題まで理科のテリトリーと考えられるが,小学校教員養成課程内で,どうやっても2 〜 3 科目を開講するのが精一杯で,時数を増やすことは大変である.その中で,比較的実施可能な模擬授業は,最近多くの試みがなされていると聞いている.さらに,多くの内容を含めて行えるので,詳細に検討することは,多くの小学校教員養成理科にとって重要である.これまで,理科模擬授業の改善を種々の面から取り上げてきたので,その経過および成果を報告する.今回は,地域連携が果たす役割を,詳細に検討した.
- 2014-03-31
著者
関連論文
- 小学校教員養成における理科の授業改善(1)
- 小学校教員養成における理科の授業改善(II)
- 小学校教員養成における理科の授業改善(I)
- 小学校教員養成における理科の授業改善(III) : 地域連携を活用した
- 小学校教員養成における理科模擬授業の授業改善(IV) : 地域連携を視野に入れて2