接近検知無線システムを利用した猿の出現予測手法の提案
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概要
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猿による農作被害を防ぐため,動物検知用無線を用いた猿の検知・通報を行うシステムが存在する.しかし,このシステムではあらかじめ猿に電波を発する首輪を装着しておく必要があるため,接近した猿の群れの中に首輪を付けた猿がいない場合はシステムが動作しない.また,猿が接近し通報が行われた場合においても,人が直接猿を追い払う必要があるため,住民の外出等で準備不足の場合は対処することができない.本研究では,前もって猿に対する準備を行えるようにするため,猿の出現データと天候等のデータを利用した猿の出現予測システムを提案する.そして,現在動作させている猿の接近検知システムから得たデータと予測結果を比較し,予測精度について検討を行う.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2012-03-06
著者
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