間欠的接続機会を持つ流れるセンサネットワークのデータ収集に関する実験と評価(無線分散ネットワーク,M2M(Machine-to-Machine),D2D(Device-to-Device),一般)
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概要
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老朽化した下水管の破損箇所の発見には,高いコストや労力が伴う.筆者らは,比較的コストをかけずに水流環境におけるガスの発生の検知や画像の撮影等を行うことを目的とした「流れるセンサネットワーク」を提案している.これは,水流環境に小型・軽量のセンサノードを複数流し,水流環境沿いに設置されたアクセスポイント(AP)との通信を介してデータを回収するシステムである.本システムでは,故障に対応するため複数のノードを使用している.ノードは小型にするために,小容量の電池の使用を前提としている.そこで,本システムでは一部のセンサノードのみ起動状態を維持してAPとの通信に備え,他のノードは観測データの収集と観測データの転送以外休眠することで,省電力にデータの回収を行う.本稿では,Arduino/Xbeeを用いた起動状態制御機構の実装と試作したセンサノードを使用して行ったデータ回収の信頼性と消費電力についての評価について述べる.実験の結果,各ノードの起動状態を制御することで,観測時間全体にわたってデータを回収でき,消費電力を抑えることが出来ていることが分かった.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2013-07-10
著者
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